「目標を立てると達成しなかったらどうしよう・・って苦しくなっちゃうんです」「数字を決めると義務感が湧いてきて、逆効果なんです」「今までも目標を決めた時、届かないからニガテで・・・」
こんな風に目標を立てることにプラスのイメージを持っていない女性起業家の方は、男性より遥かに多いなぁと体感しています。
今回は、そんな目標設定がニガテな女性起業家の方に、目標設定のポイントに関してお伝えしますね。
目標が大嫌いだった過去
僕は、会社員時代に、毎週月曜日は数字目標に関する進捗を追う営業会議で、足りていないことばっかりを指摘・叱責され続けたネガティヴな記憶があるので、【目標】ということに関して前向きに設定できませんでした。
結局、自分に自信がなかったんです。
だから目標を決めても、「達成できなかったらどうしよう・・恥ずかしいし、かっこ悪いな」と更に自分を信じられなくなって、達成できなかった時の予防線を張ったり、断言せずに語尾を曖昧に濁したり、予防線を張っていました。
だから「目標を断言するのが怖い」「目標設定したら、やらなければならない」そんな義務感や不安に襲われるんじゃないか・・という思考になるの、すごくよーーくわかります。
ナイスな目標設定 バッドな目標設定
ここからは行動に繋がる【ナイスな目標設定】行動が停滞してしまう【バッドな目標設定】のを見分け方の3つのポイントをお伝えします。
1:自分で決めた目標かどうか
とある起業塾に通っていた方が「月商100万以下はビジネスとは言えない」と言われて無理やり設定されて、苦しくて仕方がなかった。
という相談を受けたことがあります。
そのやり方で動ける方もいますが、そもそもその数字が主体的で決めたものでなければ、目的と繋がらないので行動できないのは当然。
コンサルや講師に無理に設定されたものや、他人との比較からではなく、自分自身で決めたものかどうか?を確認しましょう。
2:ワクワクして感動が動いているかどうか
「決めた目標を壁に貼って繰り返し見る」「鏡に向かって目標をアファーメーションする」などの手法がありますが、そもそも感情が動いていなければ効果は半減。
人間にとって想いの強さが現れるのは【感情】です。
目標を見たり、書き出すことで、自分の感情がワクワクするかどうかも大事なチェックポイントです。
3:断言できているかどうか
目標を断言できなくて、予防線を張ってしまう理由の一つは【頭の中で失敗をイメージしてるから】。
聞いたことがあると思いますが、「思考は現実化する」ので、当然失敗を積み重ね、自信を失っていきます。
目標を断言することで、失敗を受け入れる覚悟が同時に出来ます。
逆に言えば、断言できていないとしたら「どうしても手に入れたい!何としても成し遂げたい!!」というレベルになっていないということ。
今の目標を断言できているか、自分の脳内でどんな言葉を使っているかチェックしてみましょう。
モチベーションが続く目標のつくり方
もし3つのポイントに当てはまらないとしたら、【目標があってもモチベーションが上がらない】という状態だと思います。
モチベーションとは動機づけのこと。
そして動機づけとは、行動するための理由や想いを持つことです。
どうしてその目標を設定したのか?それを達成するとどうなるのか?を、臨場感を持ってイメージして言語化できていれば想いを強くすることができます。
モチベーションが無限に続く目標設定
では、絶対に達成したい!!モチベーションが続く目標設定をするには、どうしたらいいでしょうか?
ここからワクワクする目標の作り方をお伝えします。
手順を説明しますね。
1:目標達成した場面をイメージする
まず未来をイメージしてください。
10年後自分のビジネスがどう成長・発展していったら最高だなぁと感じられるでしょうか?
その時はどんな働き方をしていますか?
どんな場面が思い浮かびますか?
(○年後は例ですので、イメージしやすい期限を設定してください)
2:その時の場面を言語化をする
今度は描いた場面を言語化しましょう。
その時のポイントは期限設定。
「3年後に月商300万を達成して、新しい六本木のオフィスで、従業員2人と、お祝いをしている」など、出来るだけ正確に言語化します。
3:内側・外側を言語化する
ここからがポイントです。
描いた目標を達成したら、以下の4点を言語化して書き出してみてください。
(1)自分のアウトサイド
アウトサイドとは【目に見えるもの】です。
あなたが達成して手に入る、お金・役割・成績・環境・物などは何ですか?
(2)自分のインサイド
インサイドは、心の内側【目に見えない気持ちや感情】です。
「自信に満ち溢れている」「過去最高に嬉しい!」「一体感を感じて幸せ」など感情を書きましょう
(3)他者のアウトサイド
今度は他者・社会に与える影響です。
目標達成したら、家族やクライアント、地域の人達には、目に見える良いことがあるでしょうか?
関わる人が手に入れられる目に見えるものを書きましょう。
(4)他者のインサイド
最後は、他者・社会に与える【目に見えない気持ちや感情】です。
周囲の人は、どんな気持ちや感情になるでしょうか?
先程の場面を想像して書き出してください。
得られるものが多いほど行動できる
コーチングを受けて目標設定しても、続かないのは、この部4つの分を明確にしていないから。
「人は他人の為なら頑張れる」と言いますが、「自分のため」にもがないと行動できませんよね。
4つの観点で見ると、自分も周囲も幸せに繋がっていることをバランス良く実感できますし、人は得られるものが多いほど行動できるので、感情を動き行動に繋がります。
僕の大切にしている言葉の一つに【成功者は成長者】という言葉があります。
起業家として成功するには成長が不可欠。
そして人は、100%結果が確実なら、不安にはなりません。
だから、不安になるってことは、「未知の世界へのチャレンジ」。
そのチャレンジが成長に繋がっていきます。
ぜひ目標を達成した場面をイメージして、4つのポイントで言語化してみてくださいね。
まとめ
目標設定をしてモチベーションが無限に続くコツは、目標達成をした場面をありありとイメージしてから、
・自分のアウトサイド
・自分のインサイド
・他者のアウトサイド
・他者のインサイド
の4つのポイントで言語化することです。
未知へのチャレンジをして、どんどんと成長していきましょう!【成功者=成長者】です^^