起業して失敗する人の特徴~3つのタイプと処方箋

落ち込む

「私ってメンタル弱いんだよな。こんな自分が本当に嫌だ」「周りの皆の楽しそうな投稿を見ると凹んじゃう、比べても仕方ないんだけど」「でも、こんな弱音も言いづらいし。結局一人でテンパっちゃうから、仕事も進まない」こんな風に一人で悶々としてませんか?

実はこれ全部起業当初の自分の頭の中でリフレインしていた声です。まさに起業して失敗する人の典型的な弱音だと思います^^;

表面上は忙しく活動していましたけど、セルフイメージ・収入面・人間関係でストレスを抱えて、毎日のように心が折れたり、凹みながら過ごしていました。でも、今ではかなりメンタルを安定して行動し続けられるようになりました。そんな自分だから断言できるのは「誰でもメンタルを強くしていける」ということです。

「あの人すごいなぁ・・どうしてあんなに楽しそうに行動できるんだろう」そんな風にメンタルが強く見える人でも、以前は何度も凹み失敗した経験を乗り越えてきているだけです。最初から鋼のメンタルを持っている人なんていません。今回は、起業して失敗する人の特徴・タイプとは?そんな弱いメンタルからどうしたら強くしていけるのか?ということをお伝えしたいと思います。

 

■起業して失敗する人の特徴・完璧主義タイプ

商品をリリースしようとする時や、新しくインプットしたことを発信しようとする時に完璧主義タイプの方は、「まだまだ」とか「全然」が口癖です。

でも、ビジネスでの答えはマーケットにしかないので、自分の中では30点スタートでも、とにかくリリースして、徐々にブラッシュアップさせていくことがメチャクチャ大事。でも、完璧主義な方は、自分に求める基準が高いので、行動がどうしても遅くなります。また、接する他人に対しても厳しい基準で見てしまいがちなので、対人関係もうまく行きづらくなります。結果、場数を踏めずに、経験値も増えないので、ますます成果出づらくなります。

また人の力を借りれば早く解決できることも、プライドも高くて一人で抱え込んでしまうので、悩みながらも高い理想を求めて、結果動けなくなります。それが続いてメンタルも凹み続けます。完璧主義は起業して失敗する人の典型的なタイプです。

 

処方箋:スケーリングとハードル細分化

コーチングの王道ですが今の現状を点数化しましょう。例えば「ブログが怖くて書けない」状態だとします。その現状はブログを書き上げるゴールが10点だとしたら、満現状何点なのか?現状が2点なら3点にするために何ができるのか?「ブログを書き上げる」というハードルを低くして

「タイトルを決める」「構成を決める」「10分間は集中して書く」など具体的な行動目標に細分化して、行動できた自分に○を上げましょう。これを続けることで完璧主義やを緩めることができます。

 

■起業して失敗する人の特徴:人の目を気にするタイプ

「人との比較が強い」「競争心が強い」タイプは自己開示が苦手。自分を知られることを極端に嫌うのです。すると「ほかの人は私のことをどう思っているのだろう?」といった警戒心ばかりを強め、その結果人を疑い、時には敵視する状態に陥ります。そういう状況だと「対人関係=恐れの関係」となってしまい、心理的な圧迫感が強まります。

つまり、常に感情的になるスイッチが入りやすい状態。起業で成功するには人とのコミュニケーションが不可欠。人を気遣うことは大事ですが、気にし過ぎてはメンタル的にもシンドイですよね。人の目を気にし過ぎることも、行動が停滞するので、起業して失敗する人の特徴です。

 

処方箋:欠点を笑いに変える

そもそも、人は自分のことにしか興味がありません。でも、人の目を気にするタイプは、自分をよく見せようと肩に力が入りがち。もっと欠点を見せましょう。僕も欠点だらけです。

・字が下手だったり・セミナー日程を(よく)間違えたり・極度の方向音痴だったり、会社員時代はそんな自分を責めて凹んでましたが、今ではネタにすることで笑いに変えています。

経営塾で伝えているのは長所が知れると尊敬が集まりますが短所が知られると愛されます。両面あるからこそ愛される起業家になれる。僕はそう思っています

人は他人の欠点が大好物ですし、同時に人は完璧じゃないから魅力的なんです。ということで完璧主義に心当たりがある方は、まずは伝えやすい人から失敗談や欠点を話してみましょう。徐々にそんな自分が好きになっていくはずです。

■起業して失敗する人の特徴:感情の起伏が激しい

凹みやすい人は、感情の起伏が激しいタイプ。理由としては「承認欲求が満たされてない」というケースが多いです。「自分はこんなに頑張ってるのに認めて貰えていない」ことで、感情の起伏が激しくなります。

こういう方は、恐れが強く、自己肯定感が低いので、相手から認められることでモチベーションが上がったり、自分の存在意義を感じたりしています。ということは、自分の承認欲求が満たされないことで、激しく落ち込むことがあります。起業初期は行動量がとにかく大事なのですが、大きく落ち込む時間が長いことも、起業して失敗する人にありがちな特徴です。

 

処方箋:自己受容する

承認欲求が強い人は自分で自分にOKが出せないので、他人に求めています。相手はコントロールできないのに求め続けるのは苦しいですよね。そのためにも自己受容感を上げましょう。自己受容とは、どんな自分でも認めてあげることです。行動できた自分も、出来なかった自分も、落ち込んだ自分も、ザワザワした自分、どんな自分にもOKを出し続けることで、自分の中に不動の応援団をつくることが出来ます。

 

STEP1:できた自分にOK

まずは、できた自分にOKを出すこと。ここでは、どんどんハードルを下げてください。「こんなこと出来て当たり前」そんな自分にもOKを出しましょう。「お弁当をつくった自分スゴイ!」「旦那さんを笑顔で送り出した自分OK!」「友人にメッセージした私は素敵!」「早く布団に入った自分スゴイ!」

 

STEP2:ネガティヴな自分にOK

次のステップは、不安・憂鬱さ・辛いetc そんなネガティヴな感情にもOKを出すこと。「高額の講座に申し込むことが不安だと思っている、認めてる自分OK!」「このメルマガ続けていて、意味あるのかな?ってことを認めてる自分スゴイ!」「集客うまくいくイメージないなーって口に出せてる自分○!」

自分が今感じているネガティヴな感情にもOKを出しましょう。最初は違和感があるかもしれません。でも、この積み重ねで「ありのままの自分で大丈夫」という感覚が確実にUPしていきます。

STEP3:行動できなくてもOK

最後は行動したことだけでなく、行動出来なかった自分にもOKを出していきます。「ブログを書こうとした自分OK!」「早起きしようとした自分エライ!」「落ち込んじゃってる自分もOK」「イライラしちゃった自分も大丈夫」とにかく

「できなかった自分」にフォーカスするのではなく、「行動しようとした自分」にOKをしましょう。完璧主義のタイプにも通じるのですが、自分に厳しい人ほど、基準が高く「~でなければならない」と強く思い込んでいます。でも、見方を変えてみましょう。「できなかった」って思うことは「何かをやろうとした」ってこと。何かをやろうとすることは素晴らしいことです。

出来たことにOKを出すのは、比較的カンタンだと思います。でも行動出来ないことや、落ち込んだことにOKを出すのは最初は難しいかもしれません。そういうときは、だれか自分の親友を思い出してください。あなたが出来なかったことに対してNGは出さないと思います。

承認欲求を誰かに満たしてもらい、行動できることは決して悪いことばかりではありません。ただどこかで、自分で満たしていく段階に変わっていかないと、依存体質で相手に左右されることが続いてしまいます。自己受容を上げることは、自分自身の中に絶対的な応援団がいる感覚です。応援団がいると、できないことがあっても責めない・落ち込んでもバツをしない自分に変わっていきます。

 

■起業して失敗する全てのタイプに共通する処方箋

日記を書く

ビジネスに限らず、毎日日記を書く習慣の効果は「ライティングヒール」とも呼ばれていて、メンタルの安定に役立ちます。「精神安定」「安眠」「知識の長期記憶化」「ボケ防止」など様々な研究で効果があることが実証されています。

その日の出来事と感情を振り返ることで、自分のメンタルの癖に気づくことができます。

また形式は日記ではなくても、書きたいことは、とにかくなんでも、ノートや紙にオープンに書き出すことで、自分の中での懸案事項や悩みがスッキリします。自分を客観的に見つめることが出来る日記は昔からある鉄板のメンタルをリセットしたり、強くするツールです。

 

カウンセラーやコーチをつける

SNSなどで自分の負の感情を表現すると、自分のことを知ってほしい気持ちは満たされます。でも、同時に「自分はこんな負の部分がある」と自分の内と外に向かって表現し、その認知を自分で強化しているともいえます。

もし何か聞いてほしいことがあるのなら、信頼できる人に話す方が安全で効果的。安全・安心な雰囲気の中で、定期的にポジティヴなこともネガティヴなことも自己開示して受け止めてくれる絶対的な応援団がいることは、気持ちの切り替えや自分一人では出てこない視点を得られるので、オススメです。

■起業して失敗するタイプのまとめとして

「こんなメンタルの弱さで成功できるのか」「起業って難しい。続けていけるのかな・・・」そう感じている方も多いかもしれません。確かに全責任を負って決断し行動していく世界には厳しいこともあります。でも起業してビジネスをすることは、先天的に「強いメンタルをもってる」人しか生き残れない世界ではありません。

生まれつきのメンタルの強さや才能がなくても、後天的に努力をすれば、メンタルは間違いなく強くなります。メンタルを強くするのは、「凹んだ数×リカバリー数」。

だから凹んでもOKなんです。凹んだってことは何か目標を描いたり、行動した証。

成功して輝いてみえる起業家も最初からメンタルが強かったわけではありません。是非凹んでも、処方箋の習慣を身に着けてリカバリーした数を増やしていきましょう。その場数で必ずメンタルは強くなっていきます。

僕は「もってる」起業家だけが成功できるとは思っていません。生まれ持った欠点も受け入れたり、跳ね返しながら進んでいく。そのプロセスを一緒に見たいし、そういう人をサポートしていきたいと思っています。最後までお読み頂きありがとうございました。なにか参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人

女性起業家専門コーチ 川田 治

累計4,500セッション以上のサポート実績から生まれたコーチング×コンサルティング×潜在意識を活用した引き寄せ習慣で、ファンが自然に増え続けるコミュミティを一緒に作ります。もっと知る

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