「自分の商品の価格を決めようとすると、安くしかつけられないし、セールスするのんい腰が引けちゃう」
「せっかく起業塾で学んだノウハウで行動しようと思っても、モヤモヤして動けない」
「コーチングセッションでワクワクした未来を描いても、数日経つと不安の方が大きくなっちゃう」
そんな風に心の中にブレーキを感じて停滞してしまうことってないですか?
僕は今でも毎週のように、起業家が行動できなくなるブロックの相談を山のように受けています。
【行動しないと結果が出ない】のはビジネスの本質なので、今回はそんなブロックの種類と対応法に関してお伝えします。
心のブロック=悪??
【ブロック】と聞くと一見「壊さないと前に進めない!!」と思われがちですが、まず大前提でお伝えしたいことは、【ブロック自体は全く悪くない】ということです。
ブロックのいない人はいませんし、そもそもは自分が嫌な思いをしない為に脳内で起こっていることなのですから、全てのブロックを外したり、解除すればいいわけではありません。
毎回カウンセリングでトラウマを扱っても、【そもそも何のために?】という目的が大前提で、扱う必要がないトラウマもあって当然。
自分が起業家として進みたい時に、何か障害がある場合のみ対処すればOKということです。
それでも何か行動しようという時に、動けないブロックを感じるなら、どこかで向き合って変える必要があります。
女性起業家のメンタルブロックは3種類
では、具体的には、どんなメンタルブロックがあるのか?
起業家のメンタルブロックは、大きく分けて3種類。
まずは3つのブロックを一つずつ解説していきますね。
1:お金のブロック
これは、女性起業家にありがちな代表的なブロックです。
お金を「受け取れない」「払えない」というブロックがあると、いつまでも価格を上げられない、クロージングが出来ない、成長に必要な自己投資ができない・・といった現象が起こります。
起業家にとって、ノウハウを学んだり、心を整える為のインプット(投資)は生命線ですし、サービス提供者として、お金を受け取れずキャッシュインがないとビジネスを続けていくことが出来ません。
2:人間関係のブロック
これは一言でいうと【人の目が気になる】というブロックです。
具体的には
「SNSやブログで発信ができない」
「自信を持ってサービスを提案・提供できない」
「募集しているはずなのに、お客様が来るのを無意識で避ける」
「起業家仲間との交流を避ける」
といったことが起こります。
そもそも起業家は、知ってもらわないと話になりませんし、チャンスは人を介してやってくるので、成果が出づらくなるのは容易に想像できると思います
3:自分自身に対するブロック
最後は自分です。
これを一言でいうと【自分自身を信じることが出来ない】というブロックです。
これがあると
「せっかく大きなチャンスがあっても、尻込みして逃してしまう」
「新しいこと(商品リリース・学びなど)にチャレンジしない」
結果的に【成長できない】という状況になります。
成功者=成長者ですので、これも何とか変えたいブロックです。
ちなみに、僕は3つとも全て経験してきました。
最初にコーチングフィーの7,500円を言い出でなくて、チラシを作成したものの、説明も何もせず渡してましたし、せっかくスクールに参加して仲間と学んでも懇親会には一度も行けませんでしたし、学ぶためにセミナーに参加したのに当日行くのが嫌でキャンセルしたりもしました^^;
よくまぁ、こんなブロックだらけで、ここまで変われたなぁと思っています。
そこで、この後は僕がブロックを変えられた方法をお伝えします
女性起業家のメンタルブロックをずらせる5STEP
1:どんなメンタルブロックか認知し受け入れる
まず第一歩は、メンタルブロックを受け入れることです。
メンタルブロックに気づいたら、素早く認知を変えよう、ブレーキを外そうとして焦りがちですが、一度落ち着いて俯瞰しましょう。
冒頭お伝えしたように、メンタルブロックには良いこともあります。
例えば、新たな無謀なチャレンジをしないことで自分の身を守れるかもしれませんし、大きな恥をかいたり、傷ついたりすることを避けてくれていることもあります。
その上で、まずは「自分のブロックが何か?」という、存在を知ることからスタートしましょう。
自分が行動したいのに出来ない具体的な場面を思い出してください。
例えば、
「新サービスの募集をする時。どうも気分が乗らなくて、告知できない時」
「バックエンド商品の値段を決めようとしたら、なかなか決められない」
などがあるかもしれません。
2:何が思い込みなのか>?を特定する
場面を特定できたら、次は、「その行動をしたら、どんなことが起こると思い込んでいるのか?」を書き出します。
先程の例で言えば、
「新サービスの募集をする時。どうも気分が乗らなくて、告知できない」
↓
募集をしたら、どんなことが起こると思い込んでいるか?
↓
「誰も申し込みがなかったらどうしよう」
「似たようなサービスをやってる人がいるよね?と言われたらどうしよう」
「この内容で、この値段じゃ高すぎるって言われるかも・・」
などです。
3:自分に問いかける
次のステップは「書き出した内容に関して「「それって本当に?」と自分に聞いてみてください。
「誰も申し込みがなかったらどうしよう」
↓
「それって本当に?」
↓
「もしかしたら、友人の〇〇さんが来てくれるかも知れない」
「これ新しいね!って言ってくれる人が、一人くらいはいるかもしれない」
「そういえば以前、募集した別の講座にはお申し込みがあったなー」
などと、書き出すことによって、実は自分の頭の中で考えている思い込みだと気付けると思います。
4:動ける認知に書き換える
4番目のステップは、ブロックを自分に都合良い認知に書き換えましょう。
「新サービスの募集をする時、誰も申込みが来ないのは怖いし、恥ずかしいけど、失敗しても経験になるし、将来のブログのネタになるし、悪いことばかりじゃない」といった感じで、動きやすくなる考え方を書いてみましょう。
5:小さな一歩を踏み出す
人間の脳には【変化を恐れる】性質というものが存在します。
極端な変化をしようとすると、元の状態に戻ろうとするのです。
だから、書き換えて終わりではなく、小さな一歩から始めていくことがとても大切。
「新サービス募集の告知投稿をする」
「誰か一人にメッセージを送る」
など、小さな一歩から始めていきましょう。
まとめ
メンタルブロックの存在は悪いことばかりではありませんが、今と違う成果を出したいなら、どこかで向き合う必要があります。
その多くは過去の体験から出来上がっています。
でも、過去は幻想に過ぎません。
過去に出来なかったからといって、この先ずっと絶対に出来ないことなんてありませんし、100%同じことが起こることもあり得ません。
必要なのは「やりたいかどうか」。
過去の自分の出来、不出来の思い込みを変えて、ぜひ「やりたいこと」にチャレンジしていきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
なにか参考になれば、とっても嬉しいです。