「ようやく完成したバックエンドの成約率が悪くて・・」
「メルマガでフロントセミナーを募集してもお申し込みが入らない」
「イベントをお知らせしてるのに反応が薄いんです」
相談されて、クロージングや集客で悩んでいる方のSNSやブログやプレゼン資料を見ると、「ここを表現できると結果が大きく変わるのになぁ」と勿体ないと感じる共通点があります。
それが「ベネフィットの明確化」です。
ベネフィットって結局なに?
価値を伝える言葉【ベネフィット】という言葉を聞いたことがあると思います。
ベネフィットとは商品・サービスを購入した結果得られる【顧客にとっての価値】のこと。
ベネフィットこそ、事業の成果にも直結する大きなポイント。
大げさではなく、ベネフィットがあるかないかで売上が誇張表現なしに激変します。
起業家として今後SNSやブログ、広告やHPで集客を図る際には絶対に欠かすことができない要素ですし、LINE公式アカウントやメルマガを使って有料コンテンツを販売していく時も絶対に外すことのできない要素。
ベネフィットがあるだけで、人がどんどん集まるようになりますし、ベネフィットが書いてあるだけで、読んだ人が文章に釘付けになります。
1回の発信の効果を何十倍にもアップさせるのがベネフィットです。
ドリルを売るには穴を売れ
【ドリルを売るには穴を売れ】という有名なマーケティング格言があります。
売る側にとっての売り物はドリルですが、買う側に立場を変えてみると、ドリルに価値があるのではなく、ドリルで空けた「穴」がベネフィットなわけです。
これは買い手側にとっては当たり前なんですが、ほとんどの人は売り手になった瞬間に忘れてしまいます。
以前の僕もそうでした。
退職して通ったコーチングスクールで学んだ考え方とノウハウに衝撃を受け、「このコーチングを伝えたい!」すぐに周囲に熱く語り続けました。
つまり、ドリルをアピールばかりして、買い手側の穴(ベネフィット)を全く伝えられてませんでした。
申し込みも問い合わせが、少なかったのも当然ですよね。
コーチングはあくまでも【手段】。
コーチョングを受けた結果「生産性が上がる」「売上が2倍になる」「理想のキャリアを実現できる」ことが顧客にとっての価値(ベネフィット)なわけです。
iPadで考える2つのベネフィット
僕が最近した買い物の一つ【iPad】を例にしてみましょう。
ベネフィットには2種類あります。
ひとつは【外側(機能的)ベネフィット】。
もう一つは【内側(心理的)ベネフィット】です。
外側(機能的)ベネフィットとは
「外側(機能的)ベネフィット」は、物理的に計測できたり、iPad自体が持っているスペックと関連性が高い項目。
僕が購入した理由を「外側(機能的)ベネフィット」で考えると、
✔︎MacBookより軽い
✔︎持ち運びやすい
✔︎入力じゃなくペンシルで手書きメモしたかった
✔︎キーボード入力の方が効率的
✔︎電子書籍を大きい文字で読書したかった
✔︎iPhoneやMacBookとのデータ連携がラク
✔︎アフターサービスが丁寧 etc・・
などがあります。
インサイド(心理的)ベネフィットとは
それに対して「インサイド(心理的)ベネフィット」とは、iPad本来の価値とは関係ない内面で起こる心理的な価値です。
✔︎アップルブランドのかっこよさやスタイリング、ステータス
✔︎あんな場所でこんな風に働きたいワークスタイル実現 etc・・
といった項目になります。
結局ベネフィットって、「その商品・サービスを買ったら、どう変わるの?」の答えなんですよね。
思わず読み進めたくなるベネフィットのつくり方
では、ベネフィットはどうやって作ったらいいでしょうか?
それは、
「どういう時にあなたが必要になるのでしょうか?」
という質問で、考えてみてください。
その時こそが、相手が自分一人では理想の状態になれない時は、何らかのハードルがあって「やりたいけど、できない。でもやりたい」という時なので、まずはここを理解し共感を示すことが本当に大事です。
やりたいけど、できないことがあって、
「私(この商品)だったら、それをできるようになりますよ」
と言ったとしたら、相手は確実に興味を持ちます。
☑︎『このセミナーに参加したらお客さんはどう変われるのか?
☑︎この商品・サービスを買ったらお客さんはどう変われるのか?
お客様が自分の商品・サービスを購入した結果得られる価値を、【外側(機能的)ベネフィット】と【内側(心理的)ベネフィット】に分けて、ぜひ書き出してみてください。
その価値を、告知文やセールストークに組み込むことで反応が大きく変わります。
まとめ
マーケティングの本質は、本当にシンプル。
顧客にとっての価値を届けて、その対価としてお金をいただくこと。
どんな複雑な理論やノウハウが出てきても、ここは永遠に不変。
だからこそ、僕が運営しているおさむ塾では【価値の言語化】ということを初日から徹底的にお伝えしています。
おさむ塾で成果がでる理由に関しては、こちらのメルマガでご確認ください。
最後までお読み頂きありがとうございます。
なにか参考になれば、とっても嬉しいです。