「久しぶりにいい映画観ました!!」
最近アクションやスパイ映画ばっかり見てたのでww
このブログでは映画のことを書いたことは今まで一回もないのですが、どうしてもお伝えしたくなりました。だって・・・余りの名場面・名セリフのオンパレードなのです。
で、観終わった瞬間、涙と鼻水まみれになりながら猛烈に思ったのは・・・・
「コーチならもう絶対に見てーーーーーーーー!!!」
っていう必見映画です!!
ということで、以下のブログは「ややネタバレあり」なので、まだ観たことない方はご了承の上お読みくださいね
冒頭こんなセリフで幕が上がります
「人生の価値は容易には量れない。ある人は、人生の価値は家族や友で、ある人は信仰心で、ある人は愛でという。人生は意味がないという人もいる。私は、自分を認めてくれる人がいるかで決まると思う。」
このセリフだけで引き込まれますよー
映画のストーリーを簡単に
死の宣告をされた2人の老人(ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマン)が紙切れに「棺桶リスト」という死ぬまでにやりたいことを書き出して、世界を旅しながら叶えていくお話。ストーリーはシンプルなんですけど、これが奥が超深い。コーチは「やりたことリスト」などをクライアントと一緒に書き出すことも多いので馴染みはあると思います。
ではなぜ「棺桶リスト」っていうのか?この映画の原題は「THE BUCKET LIST」。この言葉調べてみたんですけど、「BUCKET(バケット)」=バケツなんですよね。で、なんでバケツなのか!?っていうと、少し暗い話になっちゃうんですが、首を吊って自殺するときに立つ土台がありますよね?あの土台=バケツで「kick the bucket(キック ザ バケット)」=「死」という言葉が定着したんだとか。なるほど余談ですが勉強になりました。
ちなみに今回の映画で
どんな死ぬまでにやりたいことリストがあったかというと・・・・
□好きな車に乗って走る
□ピラミッドを見る
□壮厳な景色を見る
□万里の長城をバイクで走る
□泣くほど笑う
□世界一の美女にキスをする
□見ず知らずの人に親切にする
□エベレスト登頂
あ、ちなみにピラミッドの場面では
「古代エジプト人は死に関して美しい考え方を持っていた。彼らの魂が天国に行く時、神は2つの質問をした。その答えによって天国に行けるか行けないか決まった。
1つ目の質問は「あなたは人生の中で喜びを見つけたか?」
2つ目の質問が「あなたは人生で誰かに喜びを与えたか?」
この質問は別に天国に行く前じゃなくても、毎日の振り返りの問いかけにも有効だなーと。
最後の手紙
そして先に亡くなったパートナーへの最後の手紙の場面も素晴らしいんです
「エドワード、あんたにこういった最後の手紙を書くべきかどうか迷っていた。その結果、書かなければ後悔することにやっと気づき、ここに書く次第だ…バージニアによれば私は夫に戻れたそうだ。あんたのおかげだよ。今の私には恩を返すすべがない。だから無理をするよりあんたに別の頼みごとをしようと思う。人生に喜びを見出せ。その他大勢と一緒にするなと以前そう言ったよな。確かにあんたはその他大勢とは違う。だが、その他大勢の中の一人でもあるんだ。牧師様はよくおっしゃる。我々の人生は同じ大河に向かって流れる小川のようなものだ。その大河の滝の先に広がるのが天国である。人生に喜びを見出してくれ!親愛なる友よ!目を閉じて流れに身を任せろ!」
まったくタイプの違う二人が出会い、同じ死の病に侵されながら、命を使い切る、人生を味わい尽くすことで、徐々に心が開いて行きイキイキと輝いていきます。しかも主演は20世紀を代表する名男優の共演なので、もう文句なしに素晴らしい。
で、コーチングとどう関わるんだって話なんですけど、これっていつ自分やクライアント起こってもおかしくない話なわけです。死はいつも身近にあるから。
以前師匠に「これが人生最後のセッションだとしたらどう関わるのか?」ってテーマで練習をしたことがあります
それくらいに心構えで毎回のセッションにコーチとして真剣に関わり続ける、真剣に「人生で本当に何をやりきりたいのか?」問いかけ続けることがクライアントに間違いなく影響を与えるってこと。そして自分がその覚悟で向かい合っているのか?ってことを深く考えさせられました。
書いてて気づいた。コーチだけじゃなく・・
「すべての人に絶対みてーー!!!」って言いたい映画です
ということで、いつもと毛色の違うブログでしたー。
最後までお読み頂きありがとうございました。何か参考になれば、とってもとっても嬉しいです。