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女性起業家のビジネスモデル構築コーチ 川田治です。
実際に組織を離れて起業家グループに入ったり、交流していると「あの人ってブランデイング上手だよね」とか「○○さん、最近ブランディング変えたよね?」といった会話を耳にしたことってないですか?僕は起業当初思ってました。「は?そもそもブランディングって、なんなのさ?よくわかんないんですけど・・」って脳内で思考してましたが、小心者なんで聞けずにいました←恥。。ということで、今回は女性起業家の「ブランド」についてお伝えします。
ブランドってどこにあんの?
世の中には様々なブランドがあります。もちろん、あなたも日々様々なブランドに囲まれて暮らしています。では、あなたに質問です「あなたの好きなブランドは何ですか?」思い浮かべましたか?では次の質問は「では、そのブランドが好きな理由は何ですか?」ビジネス講座やセミナーで、この質問をすると、年齢や趣味によって、様々なブランド名があがり、無数に好きな理由がでてきます。ちなみに僕は、SHIPSが超好きです♪
その中でも「SHIPS JET BLUE」というブランドが特に好きなんです。えー、ちなみにSHIPSの派生ブランドで、コンセプトは「音を感じる服」で、若者をターゲットにしたブランドです。若者・・・・・・・・・・僕は若者ではないですけど(気分は若者)。。どうして好きかというと、まずHPを初めに自分のブランドカラーのブルー・ネイビー系統の清潔感あるアイテムが多いこと=既に持っている服と合わせやすいし♪トレンドのデザインや素材をさりげなく取り入れているところ、品質。、しつこ過ぎないけどフレンドリーな接客などが好きな理由です。
ここで、先程の質問をもう一度。「あなたの好きなブランドは何でしょうか?すぐに思い浮かびましたか?」すぐに思い浮かんだ。なかなか思い浮かずに苦労する。答え方も様々です。「思い浮かぶ」という表現を敢えて使っています。僕も色々な店舗や商品を思い浮かべてから「SHIP」を選びました。そうなんです、ブランドっての頭の中にあるんですよ。これは女性起業家であるあなたの場合は、ブランドはあなた自身にあるのではなく、他人の頭の中にあるものだということなんです。
ブランドは、他者評価によって作られる
もちろんブランドは、初めから頭の中にあったわけじゃないですよね。では、どんなプロセスでブランドは作られていくのでしょう?
スマホの普及により、私達は毎日数え切れないくらいに企業や商品について様々な情報を得ています。ネット広告や動画や街のディスプレイ表示を見たり、雑誌の記事やお気に入りのサイトで商品の解説を読んだり、友人から噂話として耳にし、情報を得ています。
また同時に沢山の経験をしています。実際に購入して使用したり、そのブランドが売られている店舗に足を運んだり等の行動をしています。ここで私達は実はあることをしています。それは「評価」です。意識してるしていないは、場合によって異なりますが。仲がよい友人から「あの整体師さん、すごい上手だったよ」って聞いて、「あの子が言うなら間違えない」と評価する。ビジネス本を買おうとする前にアマゾンのレビューを読んで「これは面白いかもしれない」と評価する。 ルミネのショーウィンドウを見て「このセンスはカッコイイ」って評価する。パレスホテルのスタッフ対応が良ければ「やっぱり素晴らしい。また来るだけの価値がある」って評価する。こんな評価を積み重ねていく中で、私達の頭の中に、それぞれのブランドが形成されていきます。
最初の一歩は「検索」されること
女性起業家は自分の力で、自分ならではの魅力を創って発信していかなければ、ビジネスの世界で生き延びていくことは難しいでしょう。ブランディングとは、あなたならではの力を身につけて、それを発信して、結果として市場から高い評価を得ること。あなたならではの「ウリ」や「魅力」がなければ、仕事をする機会を得ることはできません。たとえこれといった取り柄がなくても。とりあえずお金を稼ぐだけで良いのであれば、そのような仕事を与えられる機会はあるかもしれません。でも、自分が挑戦したい仕事、自分の力を試したい仕事、ぜひ自分の手で成し遂げたい仕事といったものを得るためには、やはり独自の売りや魅力が絶対に必要。そして実績と共に、その人の独自の売りや魅力が周囲に知れ渡ることで、次第にオファーも増えていきます。そこでのキーポイントであり最初の一歩は「検索される存在になること」です。
先ほどアマゾンの例を出しましたけど、何か商品を購入をする時、私たちはかなりの頻度でインターネットでの検索を行います。そして、その検索結果に基づいて、実際に買い物をするわけです。気づいていない女性起業家の方が多いのですが、実はそれと同じ検索作業が、ビジネスの人選においても行われています。何もパソコンでネット接続するまでもなく、人々の脳内で検索は行われているんです。検索されれば、声がかかりやすくなります。検索されれば、仕事のチャンスも拡大します。検索されれば、それまで以上に高く売れる存在になります。検索されるだけの確かな価値があるのであれば、そこに信頼が生まれ、高くても買いたいというお客様が現れるからです。あなたは検索される人材となっているでしょうか?また自分が意図したカタチで検索されているでしょうか?
検索される3つのポイント「CSB」
検索されるためには3つのポイントがあります。僕は勝手に「検索されるCSB」と名付けています。一つずつご紹介します。まずは「C=Character(キャラクター)」人間性やあり方といった情緒的な部分です。「あ、あの人だったら安心して何でも話せるな」つまり、相手が自分に抱く印象や感情はどんなものなのか? 繰り返しですが、ブランドは他人の頭の中や、胸の中に構築されるものです。だからペルソナとの関係性や相手の感情に対して、常に意識を向ける必要があります。
次は「S=Speciality(スペシャリティ)」つまり、専門性ですね。あなたは「何の専門家なのか?」を明確にしましょう。女性起業家が増えてビジネスも多様化・高度化している現在では、今まで以上に「しっかり任せられる確かな専門家を選びたい」と強く思っています。だからオールマイティではなく、「この分野のこの部分だけは絶対に詳しいし、深堀りできる」ということを、学び続けて、ブログ等で伝え続けましょう。・
最後はB=Benefit(ベネフィット)」あなたに関わってもらうと、専門的な知識、スキル、実積を活かして、どんな良いことや効果があるのか、何を提供できるのか?という機能的価値です。わかりやすく明確なベネフィットを表現してましょう。「英語力があがる」よりは<「TOEIC800点」の方が明確だし、「チームビルディングできる」よりは<「半年間で離職率5%以下を実現する」の方が相手はイメージしやすいとはずです
この3つを発信してブラッシュアップしていく結果、ネット上は勿論ですが、相手の頭の中でも、自然に検索モードが働きます。ですので、「選ばれる」女性起業家になるには、まずは「検索される存在」になるのが最初です。そこで引っかかった結果として→次に選ばれる存在になるという順番です。
結局ブランディグで一番大事なコト
ここまで色々お伝えして来たちゃぶ台をひっくり返すこと言いまーーす。「ブランドって結局後からついてくるもの」です。経験や評価など様々な要素があって、その後から追いついてくるんものだから、まずは目の前にいる人と良好な関係を築き続けられるかどうか、というところですね。「あの人だったらなんとかなるよ!」みたいに思ってもらえる関係性。「あの人に繋いでおけば、まあ間違いないから安心して任せられる」みたいなこと。ブランドって結局、検索されて選択する際に「これだったらいい!」っ選ぶ側の思考負荷が低いっていうことなんですよね。つまり「迷わないで済むと」。迷わないで買ってもらえると広告とかの予算が少なくて済むじゃないですか。女性起業家も同じです。結局相手に信用してもらって、好かれないとだめです。ブランド作りの最大のポイントは、「継続して初めてブランドは形成される」という毎回同じような結論になりました苦笑