「おさむちゃん、聞いて欲しいことがあるんだけど・・」
数ヶ月ぶりにシェアオフィスに遊びにきた、女性起業家のAさん。久しぶりに受付で顔を見た時から、「なんだか元気がないな・・・」と感じてました。席に座り、お互いの近況報告をしあった後のこと。
Aさん「今日はおさむちゃんに、相談があって。3ヶ月前に○○講座を修了して、ようやく資格とったんだけど、全然集客できなくって・・・。△△万円払ったのに、もうお金返して欲しいよ」
おさむ「そっかー。申し込んだ時に資格取得した後の集客のこととか、何て説明されてたの?」
Aさん「集客は基本的に自分なんだけど、すごい稼いでる先輩たちがいたし、先生もFacebookにタグ付けとかしてくれるから、認知が広がっるし、申し込みとか入るよ。って言ってたんだけど」
おさむ「うんうん」
Aさん「確かに友人申請は増えたけど、セミナー告知しても全然申し込み入らなくって・・。先輩たちも講座中は声かけてくれたんだけど、最近はメッセージしても返信がなくって、、何のために資格取得したんだか、わかんなくなってきた・・・」
この会話を聞いてどう思いますか?
実はコレ女性起業家に案外多い相談なんです。
でも、このAさんのような「依存マインド」がある限り、ビジネスで成功するのは難しいでしょう。女性起業家として自立した姿勢でなければ、個人の成果も勿論、ビジネスパートナーとも、良い関係を築くのは難しいでしょう。
でも気持ちはとってもわかります。僕も起業するために資格を取得して、一円も稼げなかった時に、主催協会を(心理的に)攻めてしまったことがあります。これはサラリーマンの雇われマインドが抜け切れていなかったから。
それに起業当初ってお金がありません。高額講座は勿論のこと、数千円でも数万円でもリスクを取ることに躊躇しちゃうと思います。下手をすると何日間も迷ってしまうこともあったりします。
こんな風にチャレンジできないときに起こっていることは・・・・
【最悪のケースを予想しきれていないこと】
です
ただ何となく、漠然と「怖い」って思っているだけだから余計怖い。
失敗した時の金銭的・メンタルの損失をしっかりと予測して、「これぐらいのリスクならやってみよう」と覚悟できた時に、人は動くことができます。
僕は150万のコンサルティング料と70万以上のコーチングスクールに同時に投資した時に「もし、失敗したらバイトすれば良いっか」「家賃の支払いも厳しくなったら、恥ず実家に戻ってやり直せばいい」って思ってました。同時にこの投資額を売上で回収できるまでは「新しいインプットの投資はしない」とも決めていました。
最悪のケースの対応策が決まれば怖さは確実に減ります。「何があっても投資の元は必ず取る」と心の中で決められたらバッチリです!。
この時、大事なのは「元を取るのは自分だ」という意識。スタートアップしたばかりとはいえ、起業=経営者です。自分が主体・源なのは当然。冒頭の女性起業家Aさんは、「お金さえ払えば誰かが何かしてくれる」「権利を取ったら、勝手に儲かるに違いない」という依存マインドを感じますよね?それでは、女性起業家として成功は難しいでしょう。
覚悟できていないから怖い
僕は女性起業家のビジネスをサポートするコーチなので、しっかり未来を描いて、そこに向かって進んでいくことがメインの仕事。だからクライアントが高額な投資をする際には、「この投資をして成功したらどうなりたいか?」を必ず一緒に描きます。
でも同時に大切にしているのは「最悪どんな結果が待っているか?」も確認します。そこで、対応策までしっかり決められたり、イメージできたら、例外なく全員決断できますから。
まとめると、、、もし覚悟できなければやめておきましょう。
「覚悟できたら投資する。
できなかったら投資しない」
シンプルでOK。失敗から目を逸して、つまり、成功した時のことしか考えないで、覚悟していないのに投資するとトラブルの原因になります。うまくいかないからと相手に文句を言ったり、約束を破ってお金を払わないと、後々の広場に響きます。
覚悟が怖いと言う人もいますか、それは厳密に言うと、覚悟していないから怖いのです。本書で感覚をお伝えするのは難しいのですが、過去ができていると全てを受け入れられるので結構落ち着いていられます。
「全て自分の責任だ」って決めた時こそが、投資の効果が最大になります。新年の目標を決めて、新しく何かに投資しようという方も多いと思います。
なにか参考になればとってもとっても嬉しいです。